自己探求の旅③~インド聖地ベナレス~

ベナレス(バラナシ)での光景は
今でも私の心の奥深くにはっきりと染み込んでいる。

 

ここは、輪廻転生を信じるヒンドゥー教の聖地で、コーランが流れヒンドゥー寺院が立ち並びとても幻想的。

 

人々は、

死にたどり着くと、

火葬され、遺灰はガンジス川へ流され、

女性と子供はそのまま流され、

川に浮かぶ・・

 

それをカラスや野良犬がつっついている!

 

亡くなった人を火葬している川沿いのバーニング・プレイス(火葬場)では、

なんと、女性たちが井戸端会議をしながら洗濯した衣服や布を乾かしている光景が飛び込んでくる。

 

聖なるガンジス川では多くの人々が

神性な儀式として沐浴している。

 

その横で、歯を磨く若者や老人たちの姿が・・・

 

何もかもがごちゃまぜのその光景は、

 

その時の私の心をただただ掻き乱し、

混沌と混乱の中で呆然とそれを見守ることしかできなかった。

 

カルチャーショック!

 

そのまぎれもないショックと同時に、

 

その瞬間! なぜだか、

 

自分の中の何かが、

ストーン!!! と落ちて溶けていくのを感じた。

 

これが生命全体の『ありのままの姿』であり、

 

ごくごく『自然な宇宙のサイクル』なのだ。

 

ブッダを生み出したインドの本当で当たり前の光景・・

 

その光景を見たとき、

 

私は生まれて初めて、

 

自分の『ありのままの姿』である、

光と闇や、過去の記憶、私が私だと感じている偽りを含むその『すべて』を心の底から受け入れ

自我の幻想を崩壊させるきっかけとなった。

 

 

「な~んだ!このままで良かったんだ!」と、、、

 

長い間の苦悩の日々から一瞬にして宇宙の中心にいるような、

 

そのような感覚に目覚めたのだった。

 

   

 つづく