多くの人が抱えている問題の根底にあるもの、それがインナーチャイルドです。
このインナーチャイルドが原因で、ほとんどの人が本来の自分とはかけ離れた生き方をしていです。
インナーチャイルドとは、私たち誰もがもっている心の中に存在する内なる子供です。
幼い頃の傷ついたままの子供の自分がそのまま置き去りにされたままの状態で存在しています。
私たちは本来、自分を自由に表現し創造することのできる存在です。
誰ひとりとして同じものはありえないし、
それぞれが素晴らしい魂の質を持ってこの世に生まれてきました。
なのにこの世界では、自分には価値がないと思っている人がどれほど多いことでしょうか?
本来、私たちは、無垢で神聖で愛そのものの存在です。
けっして「無価値」な存在としては生まれてはこなかったはずなのです。
私たちは6歳頃までに、両親や周りの大人に認めてもらえなかったり、否定されたり、拒否されたり、怒ら れたりという、はたからみたらほんの些細な出来事でも、それがインナーチャイルドの傷ついた部分となっ てその後の人生を創りだしています。
良いも悪いもそれぞれの大人の価値観によって教えられてきます。
子供は全面的な信頼のなかにあって、無垢そのものなので、それが良いか悪いかの判断はつかないのです。
家庭環境や幼稚園、学校での出来事、周りの大人たち、友達との関係などは、私たちの人格に大きな影響を与えてい ます。
例えば、最近生まれてくる子供たちは皆、感受性豊かで「自分らしく」がテーマとして生まれ個性的な子供たちが多い中、未だに平均的で、枠から外れている子供は悪い子となってしまいます。
そして個性が尊重されずに当たり障りのない従順な子供としての教育を行なっています。
それを察知してか、不登校の子供も年々増え続けています。
そして成長するにつれ、社会に適合するために、どんどん本来の自分の存在とはかけ離れた存在に変化して しまいます。
それを封印し、蓋を閉め、無かったことにしてしまっても、それは生の根っこの部分なので、いつもモヤがかかったような状態でイライラしたり、恐怖があったり、怒りを覚えたり、不安を抱え、満たされない生を生きること になってしまいます。
傷ついた感情の多くがそのまま眠っているのです。
その隠された部分と、今のあなた自身に気づき、繋がりをもつことは今後生きる上でとても重要なのです。
あなたのインナーチャイルドはあなたしか癒してあげることができないからです。
時には、周りの人や自分の境遇を嘆き、苦しんだこともあったかもしれません。
それが何一つ悪いわけではありません。
あなた自信が少しずつでもインナーチャイルドと向き合い、受け入れて、愛し、認めてあげることもあなたは自由に選択できるのです。
そして、今度はそのインナーチャイルドをあなたが育て、
いつも見守ってあげることができたら素晴らしいと思いませんか?
あなたのインナーチャイルドとあなた自身とが今後の人生を共に成長しながら生きていくことができるよう になった時、本当の意味での癒しと、大いなる変容をもたらしてくれるでしょう。。
そしてその時、初めて本当の愛を経験し、人生が喜びと安堵感に包まれるでしょう。
・自分を愛せない
・自分の価値を見いだせない
・自分を後回しにしてしまう
•どうせ私は愛されないと思う
・子供の頃のトラウマがある
・人のことばかり一生懸命になってしまう
・自信がもてない
・親や子供との関係がよくない
・子育てが楽しめない
・人間関係がいつもうまくいかない
•恋愛やパートナーとうまくいかない
•関係性では同じパターンを繰り返している
・自分を成長させたい
・本気で自分と向き合いたい
•本気で自分を変えたい
•本気で満たされた人生を生きたい
悲しげで、すすり泣きしている子供がいた。
その子をみたとき、とても愛しくて涙が込み上げてきた。
ごめんね!ごめんね!ひとりで淋しかったんだね!
もう大丈夫だよ~!と声をかける
子供の頃、いつもひとりで遊んでいた。
学校ではなぜだかわからないけど、いつもいじめられていた。
父も母も仕事でいつも居なかった。
ただ自分の感情をわかってくれたり、愛情で包んで安心させてくれたりという
シンプルな欲求があるだけだった、
それどころか、顔を合わせば身だしなみや、勉強のことばかり。
両親の凄まじい喧嘩をみて育った。
恐ろしくてただただ消えて無くなりたかった。
自分を愛してくれる人はこの世には誰もいない。。
そんなことをよく思っていた。
自分のインナーチャイルドが現れてきて、その子をなだめるように話しかけると、
いきなり豹変し、まるでワルガキのような微笑みを浮かべ
あれもこれもと天真爛漫にこの時とばかり「遊んで欲しい」と私にしがみついてくる。
子供の頃やりたくても出来なかった遊びや、行きたいけど行けなくて悔しい思いをした場所に瞬時に飛んで いった。
そして最後になぜか他の子ども2人があらわれて、そのインナーチャイルドと一緒に遊んでいる。
よく見ると、なんと!それは現実の自分の子どもたちだった。
そして、4人が溶け合う奇妙な瞬間。
けれど、心がス~っと軽くなり、なんだか満たされていく瞬間でもあった。
そうか!自分がこの子を愛してあげれば良かったんだ!
愛されなくても、自分にのハートには溢れるほどの愛が流れているではないか。。
それ以来、自分の内なる子供を常に気くばり、現実の子供たちと共に成長しながら子供のように笑い、歌い、喜び、楽しく生きています。